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西村和雄

| 西村和雄 |
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京都大学農学研究科 王子製紙林木育種研究所 京都大学附属演習林 スローで楽しい有機農業 |


京都大学講師として有機農法30年の経歴を持つ農学博士、西村和雄。資材に依存しない低栄養成長を
推奨する有機農法の書籍を多数出版、また山村の自宅にて定期的に有機農法の教室も実施している。
「土から口へ」をモットーに、食品として安全に食卓に並べられる有機野菜の栽培方法を指導しており、自身で栽培した
有機野菜を用いて教室の参加者へ料理を振舞う等、野菜が体内に摂取され、栄養になるまでの過程を重視した有機栽培に
こだわっている。
以前は京都市にお住まいだったといことですが、山奥へ引っ越されたのはどういった理由からでしょうか?
以前は四条通に遊びに行っていたほど市内に住んでいました。結婚後、北海道へ引越し、また京都へ戻って来て 安アパートに住んだりもしていたのですが、琵琶湖のほとりや銀閣寺の近くに引っ越したりとするも、震災をきっかけに 田舎の一戸建てでのんびり暮らしたいと思ったので今の家に落ち着くようになりました。
自宅のそばの自家菜園には狸や鹿や野鳥がやって来る、
自然の楽園です。
ご自身で料理もされているようですが、土から口に入るまでを大切にされているからでしょうか?
はい、簡単でおいしいものが食べたいのでオリジナルレシピも30種類程あります。「菜園づくりの科学」という自著にもレシピを掲載しています。今回の教室で振舞ったカレーは市場で朝取れたばかりの焼鯖と自家菜園で採れた有機野菜のカレーです。
ご自宅の教室でいつも最も伝えたいと思っていることは何ですか?
国民の健康を確保するのは有機栽培しかないと思っています。
国内の食品自給率は27%をわりかけています。また、加工食品や、事故米等を除くと20%をわっています。こんな国の現状にはぞっとしませんか?
アトピーや過敏症は三人に一人がかかっています。それは母から子へ伝わり、将来的に国民全体が過敏症に悩まされるのではないでしょうか。癌で亡くなる方もこれからもっと増加傾向になっていくと思われます。
農薬に関してはどのように考えますか?
農薬という問題にとどまらず、ビスフェノール、塩化ビニールの軟化剤が原因でアメリカフロリダ州のワニのオスが生殖不全に陥っている問題がありましたが、環境ホルモン、身近な化学物質等にどれほど被爆しているか、非常に問題だと感じると同時にそれを出来るだけ排除していくことが大切です。牛糞や鶏糞も、ホルモン剤等が入っていたりするので安心出来ません。基本的に自然の営みを操作するような化学製品を生み出す開発者の倫理観には疑問を感じます。
最後に、家庭菜園、貸し農園を始めようとしている方々へ一言お願いします。
有機農業自体が技術的に完成されたものではなく、未解決の事が多く世間から迫害を受ける可能性がありますが、頑張って思いとどまって欲しいと思います。私はそういった技術的な問題を解決するように努力しております。
また、有機農法は文学を含めた様々な要素を備える文化であると思いますが、有機というだけでロマンを持ってしまうのではなく、自身のためにもしっかり勉強して行くことが大切です。
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- 西村和雄
有機農法30年を科学的に検証する農学博士。





